ミノキシジル(製品名リアップ)は日本の厚生労働省で初めて認可され、大正製薬から発売が開始された発毛剤です。当初は米国アップジョン社(現在のファイザー)により高血圧の経口治療薬(血圧降下剤)として開発されましたが、その副作用として異常な発毛が認められた為、発毛剤として研究されるようになりました。後に薄毛や脱毛症の治療用としてFDAに承認され米国では2%のミノキシジル外用溶液(商標名:ロゲイン®)として発売されました。ミノキシジルには毛細血管を拡張させる作用があり脱毛症の改善に効果がみられます。またこの他に、変換酵素阻害作用、毛母細胞活性化作用があると考えられております。
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